1、今まで気にしてなかったドッグフードの保存方法が間違っている?
愛犬のために少し高めでも品質のいいドッグフードを選ばれている飼い主さんはたくさんいると思います。でも間違ったドッグフードの保存方法で品質が落ちていってしまうのです。
ドライフードやウエットフードの保存方法はなにが正しいのでしょうか?
1-1、ドライフードの場合
油の酸化
最近はペットショップやホームセンターで様々な大きさのドライフードが売っています。1キロの小袋から15キロ近くまでの大袋があります。みなさんはどの位の大きさのものは購入していますか?
大袋の方が割安になっているのでそれを買ってしまうという事もあると思います。ドライフードというのは油を使用しています。そのため作ったその時から油が酸素に触れて徐々に酸化しています。その後密封された状態で出荷されたときには酸化の速度がかなり落ちていきます。そして、飼い主が購入後に封を開けた直後から再び酸化が起きています。勿論、犬や人間などの生き物は体に悪いものを排出する力がありますので問題はありませんが酸化の度合いにもよります。
カビ・菌の繁殖
きちんと密封された状態でないドッグフードは菌の繁殖には最適です。特に梅雨や夏場など湿気の多い時期はカビや菌の繁殖には気をつけなくてはいけません。ドライフードの保存方法としては
- 真空になるフードストッカーを使う。
- 1ヶ月以内で食べきるサイズの袋(ジッパー付き)にする。
- 大袋で購入してしまった場合は小袋に分けてきちんと空気を抜いて保存する。
- 高温多湿になる場所には置かない。
1-2、ウエットフード(缶詰)の場合
金属が溶け出す
缶詰の場合、1食毎に缶詰を使われている方は少ないのではないのでしょうか?大きい缶詰を買ってドライフードと合わせてあげる方もいれば小型犬のため1食分が少ないので分けて使う方もいると思います。そんな時に開けた缶詰にラップだけ蒔いて冷蔵庫に保管する方は居ないでしょうか?
缶詰は開けた瞬間から金属が酸素と触れて金属(スズ)が食品へ流れ出します。それ自体は取り入れても体外から排出されますので問題はありませんが缶の腐食も進みますので中身が残った缶詰は他の容器へ入れ替えましょう。
腐りやすい
ウエットフードは水分含有量が多いため非常に腐敗が進みやすいです。ウエットフードの保存方法としては
- 残った缶詰の中身は必ず他の容器へ移し替える。
- 必ず残ったものは冷蔵庫へ入れて早目にあげましょう。
1-3、まとめ
以上、「そのドッグフード大丈夫?保存方法で品質が変わるんです!」というテーマでお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?ドライフードであれウェットフードであれ、どちらにせよ愛犬のためのせっかくいいものを選んで購入しているのでしょうから、きちんと保存方法を守って愛犬に食べさせてあげましょうね。
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