目次
1.愛犬の様子をみながら取り組んでみましょう。
1-1.ベストな配合を知ろう
普段あげているフードに馬肉を与えて健康になってほしい。そんな飼い主さんの思いは痛いほど分かります。ですが、どれくらい混ぜようか悩んでしまいますよね?個体差にもよりますが、徐々に混ぜていくようにすれば体調を崩すことも少なくなるので一気に混ぜずに少しずつ混ぜていくようにしましょう。本来の理想の配合は、肉:野菜:穀物の割合が6:2:2が理想だと言われています。フードと生肉(馬肉)を合わせる場合は、肉:ドライフードの割合が6:4が理想です。
1-2.馬肉を混ぜるとどんないいことがあるの?
犬や昔、生肉で栄養を摂取していたので焼いた肉より生肉の方が消化できる内臓の構造になっています。そして、火を通していないので生食からしか摂れない酵素を摂ることが出来ます。今市販されているドッグフードは栄養素がギュッと詰まっている良質な物ですが、もっと欲を言うと必要なたんぱく質が不足している物も存在します。その不足したたんぱく質を補うことが出来ます。
さらに、牛や豚の肉よりアレルギーを起こしにくいので、今アレルギーに困っている飼い主さんにもおすすめできる食材です。さらに、生食は保管に気を遣う必要がありますが、人間が食べるお肉と同じ保管方法で冷暗所に置いていれば、馬肉は寄生虫や細菌がほとんどいないので生で食べても安心なんです。
1-3.馬肉を食べるときに注意してほしいこと
馬肉を食べることはいいことばかりではありません。注意してほしいことがあるのでしっかり頭に入れておきましょう。
1-4.下痢
消化器がドライフードなどの生食以外のものに慣れてしまっているので、最初は下痢などを起こしやすくなっています。なので、先ほどもお話しましたが、一気に生の馬肉にすることはやめましょう。初めは注意しなければなりませんが、犬は「生食に適した消化器官」をもっているので、少しずつ量を増やしていくと、いつもの腸内環境に戻っていきます。個体差によりますが、はじめはカレースプーン1杯程度からはじめて様子を見るようにしましょう。それ以降は、体調とうんちの様子を見て徐々に量を増やしていきましょう。
1-5.うんちの色が変わる
これを知っておかないと、「色が変わった」と飼い主さんが心配してしまいます。生食を始めると、だんだん黒っぽいうんちに変わっていきます。理由は、本当に不要な部分だけを排出しているため黒いうんちになるからです。うんちが黒くなる事を心配してしまう飼い主さんが多いですが、「不要な物が外に出ているんだ」と考えると決して心配することではないのが分かると思います。
1-6.まとめ
馬肉をフードに混ぜることはとてもよいことです。良いものだからと言って一気に混ぜるのではなく、少しずつ愛犬の様子をみながらやっていきましょう。