1、お腹の弱い犬にご飯をあげるときの注意点
1-1、お腹が弱い犬
犬にも個体差がありますのでお腹が弱い子がいます。
まずは、お腹が弱い理由が何か?を確認しましょう。
下記は下痢や嘔吐の主な理由です。
- 寄生虫
- ストレス
- アレルギー(食べ物アレルギー)
- 食べ過ぎ(食べ過ぎて嘔吐、もしくは消化不良を起こし下痢)
- 食中毒(食べ物からの細菌感染)
- 中毒(玉ねぎやチョコレートなど犬が食べてはいけない食べ物や農薬など)
- 病気(肝疾患や熱中症など、さまざまな病気によるもの)
嘔吐や下痢をしたときはまず何が原因なのかを探してみる事が大事です。例えば新しいおやつをあげた時などに症状が出た場合はアレルギーなどが考えられます。食べ過ぎなどの原因が分かっており、愛犬の元気があって一過性の下痢や嘔吐は特に気にする事はないと思いますが、元気がない、もしくは慢性的な下痢や嘔吐は病気かもしれないので病院での検査を行いましょう。
1-2、お腹が弱い子に新しいご飯をあげるときはどうすればいいのでしょうか?
フードを切り替えようと思ったら、1週間分ほど今までのフードが残っているうちに新しいフードを購入しましょう。出来れば新しいフードのサンプルを貰う事をお勧めします。サンプルがない時はまずは一番小さなものを購入してみましょう。購入する際に気を付けるのは添加物が少ないもの、そして穀物が少ないものを選んだ方がいいでしょう。穀物が多いと消化に時間が掛かるので消化不良を起こしやすいと言われているからです。
そして1週間ほどかけてフードを切り替えていくことが胃腸に負担を掛けずに切り替える方法です。時々新しいフードで消化不良を起こしたり、食べなかったり、アレルギーを起こす子がいますので少しずつ新しいフードを混ぜていくことが大事です。
まずは、1食分のうち1さじ分だけ新しいフードをまぜてあげてみます。通常は8時間から12時間で便として排出されますので便の様子を確認して問題ないようなら、少しずつ増やしてあげていきましょう。
理想は1週間から10日で完全に切り替える形です。最初は問題なかったけど、半分以上新しいフードにした時に下痢や嘔吐をした、体を痒がるなどはアレルギーかもしれません。フードに入っている肉の種類やトウモロコシなどの穀物などでアレルギーが起きているのかもしれません。もしかすると、前のフードより油っぽくて消化不良を起こしているのかもしれません。前のフードの原材料と新しいものを確認して何が入っているのか確認しましょう。
1-3、まとめ
下痢などを起こしたら次のご飯では新しいフードをそれ以上増やさないで様子を見る事が大事です。それでも便の様子がおかしいようならその新しいフードは一度ストップするべきです。便が問題なければ、また少しずつ増やして切り替えしていきましょう。