目次
1.カラダの調子に合わせた食事選び
1-1.療法食とはいったい何でしょう?
人間と同じで犬も、健康な時と病気の時とでは食事内容は違ってきます。それは必要となる栄養のバランスが違ってくるからです。色々な病気に対して考えられた栄養素、栄養要求、で作られたものが療法食というものになります。PHのコントロールをすることもあります。多くは動物病院で取り扱っておりますので、獣医さんの指示を良く守って与える必要があります。療法食を使う時は、基本的に獣医さんが診療の一環として使用するものとされています。
1-2.療法食を使う主な疾患
- 下部尿路疾患を含む尿石
- 肥満及び体重管理
- 皮膚疾患
- 食物アレルギー
- 高脂血症
- 糖尿病
- 消化器疾患
- 栄養回復
- 関節炎
- 肝疾患
- 腎疾患
- 心疾患
などの治療の一環で療法食が使われることがあります。
1-3.療法食を一般食に戻したい場合は?
食事療法の治療を続けて行くのかどうするのかは、獣医師さんが決めることですので、まずが獣医さんにご相談することが大切です。病気の進行具合や日々の健康状態の変化によって食事療法の見直しがされるので、一般食に戻したい場合などは特に必ず獣医さんの診察を受け、指導を受けることが好ましいです。
1-4.療法食から一般食に戻す際に大切なことは?
まずは、愛犬の命にかかわることですので、自己判断せずにかかりつけの獣医さんに相談しましょう。獣医さんのOKがでたら、いよいよ一般食へ戻す段階となります。療法食と一般食のちょうど中間くらいの健康維持食として使用される「準食事療法食」なども今は販売されているので、一気に一般食へ移行せず、準食事療法食なども使いながら徐々に一般食へ移行するのも良いでしょう。
一般食と療法食では製造法や栄養バランスが違ってきます。いきなり、一般食へ移行せず、今まで食べていた療法食と、これから食べて行こうと思っている一般食を少しずつ混ぜ合わせ、愛犬の体調の様子を観察しながら完全一般食へ向けて移行していきます。しばらくは、数週間に一度は獣医さんのもとへ診察をお願いし、一般食へ移行しても愛犬の健康状態を見てもらうことは大切です。
1-5.おわりに
今回は療法食から一般食に戻す際に大切なことをお伝えしましたがいかがだったでしょうか?療法食は獣医さんが治療の一環として使うことが目的に作られた一般食とは違うドッグフードですので必ず、獣医さんの指示を守って愛犬の疾患の症状にあったものを使うべきですし、一般食に戻す際も、かならず獣医さんの指示を守らなくてはなりません。愛犬が長生きするためにもぜひとも獣医さんと関係を密にして、愛犬の健康状態を知ってもらうことが大切です。
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