1.犬のあくびにはどのような意味が隠れているか
1-1.あくびについて
人間もあくびをします。特に意味が無いという場合もありますが、多くの場合つまらに、眠気があるなどの時に起こることがあるでしょう。
犬の場合もあくびをする時に人間と同様の理由であくびをすることがありますが、他にも重要なサインになっていることがありますので注意しましょう。ですから、どのような時にあくびを出しているかを確認するようにしてください。また、少し注意しておいた方が良い場合もあります。
1-2.犬のあくびをする原因4つとは
その1
環境における犬の最適化であるかのサイン。カーミングシグナルと呼ばれるもので、犬にとってリラックスしている時にあくびがでることがあります。また、慣れない環境であくびが出る場合もあります。あくびをする時に飼い主を馬鹿にしているように見えることもありますが、それは勘違いです。
その2
次に、不快感を伝えるためのあくび。犬もストレスを出すのですが、あまり親しくない人に頭を撫でられると不快感を出します。その時にあくびを出すことがありますので注意しましょう。ですから、スキンシップの時にあくびが出る場合はストップしたほうが望ましいです。
その3
3つめにもらいあくびです。簡単に説明してしまえば人間のあくびに釣られて反応するあくびです。特に害はなく、単純に真似していることが多いです。信頼の表れでもある場合があります。
その4
4つめに病気や体調の変化のサイン。上記の3つとは違ってかなり頻繁にあくびをします。その場合、体調が悪いサインである場合があります。病気などのサインでもありますので、そのようなあくびをする場合は獣医に相談をするようにしましょう。
1-3.犬のあくびを良く見るときは
犬のあくびの原因は多岐にわたりますが、特に問題となるのがストレスによって発生するあくびです。ストレスを感じ続けることで、体調不良を引き起こす可能性も高いですし、ストレスの原因自体が病気ということもありえます。
犬のあくびを良く見るときは、まず犬の身の回りをチェックしてみましょう。最近引っ越して生活環境ががらりと変わったり、近くで工事をしていて、騒音が続くようになったなど、目に見えて環境が変わったときは、新しい環境に慣れるまで待つしか方法が無いので、なるべくそばにいてやって、気持ちを落ち着かせるよう努めましょう。
そうした原因がはっきり分からないときは、病院などで詳しく身体を検査してもらいましょう。足の裏にとげが刺さっているなど、意外な理由でストレスを感じることもあるので、第三者の目を通すことは、あくびの原因究明には必要不可欠です。
1-4.まとめ
犬は人間とは違い、言葉で自分の気持ちなどを発することは出来ません。だからこそ飼い主は目に見えて分かる行動を元に、体調不良などを確認しなければなりません。
あくびのようなサインをよく目にするようになったときは、少なからず何か原因があるはずです。病気が原因だった場合、発見が遅れると症状が悪化する可能性もあるので、急にあくびをするようになり、原因も分からないというときは、ただのあくびと高をくくらず、病院で検査を受けるようにしましょう。
あくびをはじめとする犬のサインは、定期的にチェックすることが大切です。そのためにも犬を飼ったら毎日一緒に過ごす時間を作り、サインを見逃さないように気を配ってあげてください。
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