1.はじめに

もともと犬は多くの被毛で覆われており、暑さに弱い生き物です。特に日本の夏は暑く、犬種によっては暑さに対応しきれないものもいます。暑さに耐えられなくなると夏バテを起こしたら、ひどい場合は脱水症状を起こしてしまう危険性まであるのです。
そこで、今回は普段の生活で飼い主が工夫できる「暑さ対策」を紹介します。

 

1-1.犬の体温調節の仕方

犬が暑さに弱いことは皆さんもよく知っていることと思います。それがなぜなのか、まずは犬の体温調整の仕方をお話しします。
犬には汗線がないため、人間のように汗をかくことで体温を下げることはできません。その代わり舌を出して唾液を出すことで体温を下げます。湿度が高いと舌から水分を蒸発させにくくなり、体温が下がりにくくなってしまいます。
また、犬は肉球からも体内の熱を放出することができます。その為、肉球の周りの毛が肉球を覆わないよう注意が必要です。

 

1-2.犬の「夏バテ」の原因と解消法

犬が夏バテになると、食欲不振を起こしたり動きが鈍くなります。中には下痢や嘔吐の症状があわられる犬もいます。
犬の夏バテの原因は「・食欲の減退」「・水分不足」があります。

 

食欲の減退

夏は通常の犬でも15~20%食欲が落ちるとされています。夏バテが心配されるのはそれ以上に食欲がなかったり、全くフードを口にしなくなる状態を言います。
この解消法としては「涼しい時間帯に食事を与えること」「いつものドライフードにウェットフードや水分の多い野菜を少し加えること」があります。
ただし、夏はフードの腐敗も心配です。もし犬がフードを口にしなければ、一定時間したらすぐに片付けましょう。

水分不足

犬が1日に必要な水分量は「1日に必要なエネルギー量とほぼ同じ」とされています。例えば、1日に300カロリーの熱量が必要な犬であれば、約300mlの水分が必要です。飼い主は犬が十分な水分を摂取しているか確認しておくことが必要です。
また、ドライフードにウェットフードを混ぜることで、食事からも水分を摂取することができます。
特に水分不足が続くと脱水症状を起こしてしまいます。下記の項目に当てはまるようなら既に脱水症状の状態と言える為、動物病院を受診しましょう。

 

【脱水症状のチェック項目】

  • 犬の背中の肌を指でつまみ、元の状態に戻るまでに時間がかかる。
  • 目や口が乾いていて、目が落ち窪んでいる。
  • おしっこがほとんど出ない。

 

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1-3.夏バテの予防

夏バテはなる前の予防によって防ぐことができます。日常生活や散歩でできることを紹介します。特に子犬や老犬、短頭種(ペキニーズやパグなど)、寒冷地たいの犬種は暑さへ対応することが難しくなっています。是非予防を大切にしてください。

【日常生活】

  • 真夏の日中は室内でも、日に当たる場所にい続けると夏バテになってしまいます。カーテンなどで日陰を作り、窓を開けて風通しの良い場所を確保しましょう。
  • 風通しがよくなったら、直接体を冷やせるものや場所を準備してあげましょう。例えば、冷却材やクールボード、ペットボトルを凍らせたものをタオルで巻いておくのも良いでしょう。
  • 毛の長い犬種はサマーカットもオススメですが、犬の被毛は犬の皮膚を守る役割も担っています。むやみに短くしすぎると逆効果になることもあるので注意しましょう。
  • いつでも新鮮な水が飲めるよう準備しておきます。水はぬるくならないよう、日陰に設置しましょう。

【散歩(運動)】

  • 散歩の時間は日照りの強い時間は避けます。朝の涼しい時間や日の落ちた夕暮れが良いでしょう。
  • アスファルトを歩く場合は、まず飼い主が手でアスファルトの温度を確認しましょう。アスファルトが大丈夫でもマンホールなどは鉄板と同じようなものなので、かなりの温度になっています。犬が火傷をしないよう、犬の歩く道は注意してあげましょう。

1-4.最後に

犬の夏バテは飼い主の予防で防ぐことができます。夏は犬にとって特に厳しい季節となる為、今からきちんと準備しておくことが重要です。
最後に、絶対にしてはいけないことは「車内放置」です。少しの時間だからといって炎天下の車内に犬を放置することはやめましょう。車内放置された犬が熱中症になり、最悪の場合死に至る事例は少なくありません。
愛犬のために、季節に応じた適切な環境づくりをしてあげてください。

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