目次
1.犬に元気がないときに考えられる原因とは?
犬が元気をなくしたときは、一見すると原因がわからないこともあります。症状にあわせて適切な対処をしないと、後々大変なことにもなりかねません。ここでは犬が元気をなくしたときの症状や対策についてお伝えしていきます。
1-1.原因を考える
【夏バテ】
食欲がなくなったり、走り回って遊ばなくなる。寝る時間が増える、重症化すると下痢や軟便、嘔吐など。室内温度は27度~28度、湿度は50~60%ぐらいが適度です。異常なぐらいの暑い日は別だが、冷房よりも除湿の方が経済的で健康にもよいです。
【精神的ストレス】
人間と同じように心に傷を抱えることで元気がなくなることがあります。御飯になれば喜んで駆け寄ってきたり、翌日には元気を取り戻していたすることはあります。
【怪我をしている】
寝て怪我を治そうとします。その為、立ち上がることを躊躇したり、散歩に行きたがらなかったりします。
【病気をしている】
比較的治りやすい、風邪やお腹を下しただけの病気からがんや中毒、心臓病など呪術が必要になることもあります。
【老化】
人間と同じように犬も年を重ねることで疲れやすくなったり、内臓機能が低下してきたりします。高齢犬の御飯に変えたり、散歩でも怪我などに気を付ける必要があります。犬の年齢が7歳過ぎると寝ていることが多くなってきます。無理に起こさないで犬のペースにしといてあげましょう。
1-2.元気がない場合の危険なサイン
エサのより好みをしているだけなら健康に問題がない可能性は高いが、元気もなく、食欲もない状態が続くのはなんらかの病気に罹っている可能性が高いです。たとえば、消化器系の胃腸炎や腎不全、子宮蓄膿症などが考えられます。また、持病のある子が元気も食欲もないとなると病気が悪化している可能性が高いです。
高齢犬の場合は、加齢とともに食が細くなりがちです。食事を食べない日が続くと体力・免疫力・体重が落ちて様々な病気を引き起こしてしまいます。お湯でふやかしてあげたり、臭覚が優れているので、においで変化をつけると良いです。
1-3.犬がぐったりしている
・子犬の場合
低血糖症の可能性が高いです。血液中の糖分濃度が急激に低下することで引き起こす病気です。ぐったりする以外に痙攣が起こるや下半身に麻痺がおこるなどの症状があります。放っておくと症状が悪化して危険です。一刻も早く獣医に行く必要があります。
・中高年の場合
腎不全、子宮蓄膿症、膀胱炎などが考えられるが、いずれにしても病状が進行している可能性が高い。
・高齢の場合
横になっている時間は歳を重ねるにつれて長くなるが、明らかにいつもと様子が違う場合は病気が潜んでいる可能性が高いです。
1-4.下痢や嘔吐をしている
元気がない上に下痢や嘔吐する場合は、内部寄生虫や胃腸炎、フィラリア症、腎不全など様々な病気が考えられます。嘔吐や下痢は、脱水を起こすだけでなく血便になってしまうこともあるので獣医さんに見てもらう必要があります。
1-5.風邪に似た症状がある
ケンネルコフやフィラリア症、犬ジステンパーなどの可能性が高いです。命にかかわる場合もありますのですぐに獣医さんに見てもらう必要があります。
1-6.まとめ
元気がないというサインは、時には命にかかわる病気になっていることもすくなくありません。特に子犬は元気なのが普通です。少しでも元気がないというときは病気にかか邸る可能性があります。早めに獣医さんに診てもらう必要があります。また、夏場に犬がぐったりしているというのは熱中症の可能性があります。直射日光を直接浴びたり、湿度の高い締め切った部屋に長時間いたあとに犬がぐったりしているのは重度の熱中症です。命にかかわるのですぐに獣医さんに診てもらいましょう。
犬との楽しい生活を1日でも長くするためには、日頃から食事や健康を気にしたりするとともに、いち早く変化に気づき、病気の早期発見ができるようにしましょう。
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