目次
1.ドッグフードのローテーションとは?
1度に、何種類かのドックフードを混ぜるのではなく、2、3種類のドックフードを1袋単位や1か月から2か月単位で切り替えて与えること。アレルギーがでた時にこういう対処をすることもあります。
ローテーションの食事にする理由としては、季節の変わり目に食欲が落ちたり、長年同じメーカーの御飯を上げることによって偏りや、アレルゲンのリスクを回避したい、鳥インフルエンザなどで輸入がストップしたり、異常気象で素材の収穫ができなくなったりするので、お気に入りを増やしたいなどなど理由は様々です。
1-1.季節に合わせたローテーション
まずは季節ごとにドックフードを変え、4種類をローテーションする方法について。
【春】
冬に溜め込んでいた毒素の排出にデトックスフードがおススメ。春先はフィラリアなど病気ではなくてもたくさんの薬やワクチンを犬の身体に入れていることになり、肝臓が酷使される季節。
【夏】
夏場は運動できる時間が少ないのでカロリーが低めのフードがおススメ。
【秋】
冬に備えてカロリー高めのフードがおススメ。また、換毛期もあるので美しい被毛のためにもしっかり食べさせることが重要
【冬】
栄養価が高めのフードがおススメ。夏に比べて20%程度カロリーを増やす必要があると言われており、消化効率が良い動物性タンパク質をしっかりとって冬の寒さを凌ぐ。
1-2.多様な食材をローテーション
他にもドックフードには、肉類、魚類、たまご、穀類、イモ類など動物性、植物性と様々なたんぱく質が含まれております。主原材料をチキン、七面鳥や鴨、ラムやビーフ、赤肉、魚というように変えていく方法もあります。
2.原材料を世界各国から選ぶローテーション
世界各国から多くの原材料を選ぶようにすると、鳥インフルエンザなどが発生し、輸入がストップしたときや異常気象で原材料の収穫が出来なかったりと天候や国の情勢で長期欠品したり、価格が高騰したりしたときのリスク回避ができますので、こちらもおすすめです。
2-4.「デトックス」という考え方も。
体内に不要なものがたまり続けると肝臓や腎臓が正常に動かなくなります。体内に入ってきた不要な成分やすでに溜まっている老廃物、毒素、有害物質を排出することを「デトックス」と言いますが、デトックス行為もローテーションの一つとして取り組まれるのもおすすめです。
2-5.デトックスが必要な犬の症状
- おしっこの匂いがきつくて濃い
- 口臭や体臭がひどい
- 目やにが多い
- 耳から悪臭がして痒そうにしている
- 足の指の間をよく舐めたり、赤く腫れたり、湿疹が出ている
消化不良、吸収不良、食物アレルギー、慢性疾患などがある場合デトックスする価値はあります。
2-6.デットクスに良い食材
老廃物排泄の栄養素として以下のものがあるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
【カリウム】体内の余計なナトリウムの排出
ヒジキ、わかめ、トマト、ジャガイモ、サツマイモ、納豆など
【食物繊維】腸内の有害物質の排出
ヒジキ、ごぼう、ブロッコリー、わかめ、玄米、サツマイモ、インゲンなど
【タウリン】老廃物の排泄促進と肝機能の強化
ホタテ、アサリ、シジミ、カキ、マグロ、さば、イワシ、カツオなど
【アンドシアニン】活性酸素の除去
黒米、ブルーベリー、ナス、黒ごま、小豆、紫イモ、紫キャベツなど
【イオウ】有害ミネラルの排出
大根、たまご、大豆、マグロ、魚、肉など
3.まとめ
ドックフードのローテーションは、様々な意見があり、できるだけローテーションしない方がよいという意見も多いです。同じドックフードをあげ続けたら、飽きてくるのではないか。と考える飼い主さんも多いのだが、実際は、色々与えすぎた方が飽きやすい犬になります。また、同じドックフードをあげ続けるメリットとして、体調不良など異変があったとき時に原因を特定しやすくなります。よほど、飼い主さんが犬やドックフードに詳しくないといつの間にか栄養が偏ってしまっていた。ということもしばしばあります。無理にローテーションにする必要はないですし、少しでも高品質なものや大好きな肉が豊富なものやチキンやラム肉などのその子の好みに合わせたフードを見つけてあげると良いです。
【関連記事】→ 犬に与える餌はローテーションで!アレルギー持ちのなら「魚」も選ぶ。