1.犬の血液検査でわかること料金などについて

1-1.血液検査は全部わかるわけではない

人間と同様に犬にも血液検査があります。

調べれば体の状況をより細かくわかるのです、健康状態を確認する際の判断方法としてはおすすめとされているのですが、1つ先に注意しておきたいのは「全てがわかるわけではない」ということ。この理解だけはお持ちになっておいてください。

非常に悲しいケースではありますが、血液検査の表向きの内容だけにとらわれて「うちの子は大丈夫だ」と思っていたら、ある時体のトラブルを発症していた、というケースも起こります。

いきなり不安にさせるようにお伝えして申し訳ございません。

あくまで「血液検査=万能」ということではなく、変に依存しすぎないという点が、いざという時のリスクヘッジになりますので、その点だけは忘れずに覚えておいて欲しかった為に先にお伝えをさせて頂きました。

ですが、愛犬の体の状況を分析し、少しでも健康的な生活を送らせるのに血液検査が効果的な手段であることは間違いありません。つまりは「使い方」の問題です。

ここでは、血液検査でわかることは何か?血液の正常値はどれくらいか?検査活用の頻度は?など、これから血液検査を考える飼い主さんに向けてお伝えしていきます。上手に活用して愛犬と長く健康的な生活を送っていけるよう、そんな血液検査の活用術としてご覧いただければと思います。

 

1-2.犬の血液検査で調べることコトは?

犬の血液検査で調べることは

  • 貧血
  • 脱水症状
  • 白血球
  • ストレス

などです。

また、病気以外にも肥満なども調べることが出来る場合がありますので、肥満対策の一環として活用するのもおすすめです。上から一つずつお伝えしていきます。

貧血

血液検査では、貧血かどうか?を調べることが出来ます。赤血球1個当たりの大きさ、ヘモグロビン量、ヘモグロビン濃度などを総合的に検査して貧血かどうかを判断していきます。慢性的な貧血の場合、慢性腎不全や甲状腺機能低下などの病気にかかっていることがありますし、病気以外ではノミやダニが寄生しているので、貧血になってしまうこともよく聞く話です。一見するとわかりにくい症状ですので、素人判断にせず、お医者様のからの専門的な意見をもらっておくことが大切です。

脱水症状

血中の値や血液中の水分不足によって脱水症状がひきおこされます。特に、専門的な観点からすると、「へモグロビン濃度」と「ヘマトクリット」の値から脱水かどうかが分かります。犬のヘマトクリットの正常値は「37.0~55.0」。この基準値よりも多ければ脱水症状と診断されます。なお、脱水症状は貧血、鉄欠乏症などを併発するので、単体の症状に収まらない、という点が厄介なところです。

 

白血球

白血球を調べることで、炎症や壊死などの症状になっていないか?の確認ができます。なお、白血球の数は犬で5.7~16.3の値。白血球の数が多いと、炎症や感染などを起こしていたり、骨髄増殖性疾患の疑いがあります。一方で白血球が少ないと、骨髄抑制・ウイルス感染など、重度の感染症にかかっていることが予想されます、つまり体の抵抗力が弱まっている危険な状態と言えるでしょう。

 

ストレス

ペットの大敵であるストレス。犬が生物である以上、飼い主さんがどれだけストレスのない生活を送らせていたとしても、あいけにゃ多少なりともストレスを感じています。これが一時的なモノであれば良いのですが、万が一慢性的なストレスになっていると病気の原因ともなるので、甘く考えることはできません。ストレスを受けた時にはリンパ球の数が減少します。リンパ球の数の増減で気を付けるべきは、値が多くなると「リンパ球制白血病」や「リンパ腫末期」の状態となり、減少すると「ストレス」や「ウイルス感染」の状態と言えます。
一見すると表に見えない影響の類ですので、判断が難しいこともありますが、その実、体に与える影響は非常に大きいものですので注意が必要です。

 

1-2.血液検査の正常値について

まず、血液検査でわかる数値の正常値は、犬種、年齢によって異なります。よって、他の犬の場合は高くてもその犬種の場合はそこまで高くないという場合もありますので、愛犬の普段の状況やお医者さんの意見をもとにして判断していくことが大切になります。以下、参考までに数値を挙げておきます。

白血球数の基準値

9000-17000個/μ

赤血球数の基準値

550-1000万個/μl

ヘマトクリットの基準値

37-55%

ヘモグロビン量の基準値

12-18g/dl

グルコース(血糖値)の基準値

75-128mg/dl

 

 

1-3.血液検査の頻度

分かることに限界があるといっても、会話が出来ない犬の健康状態を知る上で、血液検査のデータは大きな参考になります。健康状態を把握するためにも、定期的に血液検査はやっておきたいところです。なお、血液検査の頻度は、年齢を重ねるごとに増やしたほうが良いといわれています。パピー~アダルトと呼ばれる若い犬なら、年に一度の健康診断と同時に行えば十分ですが、シニアに近づくに連れて、半年に一度や三ヶ月に一度など、間隔を短くしていって、常に健康状態を把握できるようにしましょう。血液検査は検査項目によっては少々お高くなりますが、犬の健康のためにはある程度の出費は覚悟する必要があります。少しでも長く健康でい続けるためにも、血液検査は必ず受けましょう。

1-4.まとめ

犬の健康状態は一目で見ても分かりにくく、身体の調子が悪いと口にしてくれるわけでもありません。だからこそ定期的な健康状態のチェックが重要な意味を持ち、血液検査のようなデータを手に入れることで、今後の生活上の注意点などもある程度把握することが出来ます。
年齢や犬種など、様々な条件の違いで変わる正常値をチェックするためには、自分で知識を持つことはもちろん、より深い知識を持つ専門家のサポートも必要です。そのためにもかかりつけの獣医を見つけておき、年齢を重ねた犬のために、血液検査の頻度を増やしたりと、人間が出来る範囲で犬の健康をサポートしてあげることで、より長く大事な家族と一緒にいられる時間は延びてくれるでしょう。
人間でも血液検査というものがありますが、犬にも血液検査があります。分かることに限界があるといっても、犬の健康状態を知る上で、血液検査のデータは大きな参考になるので、定期的に受けるようにしましょう。

 

【関連記事】

犬の血液検査でわかること。ALPが高い時はどうする?正常値は?

 

 

 

ドッグフードのおすすめ完全ガイド人気記事はこちら

 
ランキング

小型犬におすすめのドッグフード選びに迷ったらぜひご覧ください。

→→ 小型犬におすすめのドッグフード比較ランキング。