1.4つの原因と対策

避妊手術後、帰宅した愛犬が食事を食べないという話は少なくありません。手術後は体力回復のためにも、また病院で処方されたお薬を飲むためにも食事はしっかり食べてもらいたいものです。食事を食べない原因は様々ありますが、今回は特に4つの原因と対策を紹介します。

1-1.原因㈰エリザベスカラーがストレス

手術後の愛犬が一番違和感を覚えるのが「エリザベスカラー」です。犬は傷口を舐めて治そうとする習性があるため、術後の自分の腹部を舐めてしまうことがあります。しかしそれでは傷口が良くならないため、多くの犬がエリザベスカラーを装着して家に帰ります。しかしエリザベスカラーは滅多につける機会がないため、多くの犬が戸惑います。何をするにも視界に入ってきて、狭いところではぶつかる・・・そのストレスは私たち人間でも簡単に想像することができます。
元々犬はストレスに弱く、ストレスを感じると一番最初に食欲がなくなる場合が多いです。
その為、まずは食事の時間だけエリザベスカラーを外してあげてみてください。それだけで食欲が戻る犬もいるはずです。

1-2.原因㈪ホルモンの変化

次に挙げられる原因は「ホルモンの変化」です。避妊手術では子宮だけ、または子宮と卵巣の両方を摘出しますが、これらを摘出することで性ホルモンの分泌量が変わりホルモンバランスが変わります。ホルモンバランスが変わると犬自身も普段との違和感を感じ、落ち着かなくなるでしょう。全体的にそわそわしたり元気がなくなり、今まで好きだったフードへの反応も悪くなることがあります。
この場合は、フードをお湯でふやかして食べやすくしたり、一時的に缶詰を使ってもいいでしょう。ホルモンバランスが落ち着いてくると、徐々に元気が戻ってくる犬も少なくありません。

1-3.原因㈫薬の臭いを嫌がっている

犬の中には嗅覚が鋭く、フードに混ぜられている薬の臭いを嗅ぎ分け、食欲がなくなっている場合もあります。その場合は獣医師の先生に相談して粉薬に変えてもらうか、または飼い主自身で錠剤を砕いて細かくするのも良いでしょう。粉薬や砕いた錠剤はできるだけ匂いの強い缶詰などと一緒に混ぜ、薬の臭いを隠すようにしましょう。

1-4.原因㈬手術そのものへのストレス

最後に、手術そのものへのストレスが原因の場合もあります。特に雌犬は病院に1泊して手術する場合も多く、「1番大好きな家族と離れ離れになったこと」「慣れない環境で過ごしたこと」「目が覚めたら腹部に違和感があること」など・・・。原因㈰でもありましたが、犬はストレスに弱いものです。特に環境の変化は大きなストレスになります。
手術から帰ってきた愛犬はいつも以上にスキンシップを図り、優しく接して安心させてあげましょう。
また、特に食事を食べにくいのがこの原因の犬に多い傾向です。おやつでもいいので、とにかくその犬が食べられるものを探してあげましょう。手術後に食事をとれないと体力の回復が遅れ健康によくありません。食べないからと言って怒ってはいけません。中には「フードを置いたまま飼い主が姿を隠す」などのちょっとした工夫で食欲を取り戻した犬もいます。

1-5.最後は「健康上の問題の可能性」も視野に入れること

手術を終えて自分の体の変化に一番戸惑っているのは愛犬本人です。今回紹介した4つの原因を試してみて、それでも2日以上食欲に変化が見られない場合は手術をしてもらった動物病院に相談してみましょう。もしかしたら健康状態で他に問題があり食欲がない場合もあります。
一番大切なのは不安な愛犬の心に寄り添うことです。手術後はなるべくお留守番の時間を短くして、一緒にいる時間をたくさん作り、愛犬の小さな変化を見落とさないようにしましょう。

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