1、イタグレが骨折しないドッグフードの選び方
イタグレ(イタリアン・グレーハウンド)は細身ながらもたくましい体つきでしなやかな長い足が特徴的です。その特徴のある足がゆえに骨折しやすい犬種としても有名で、特に橈骨及び尺骨と呼ばれる前足の骨折が多くみられます。
また、イタグレの骨折に関して言えば骨が長くて細くやんちゃなため獣医師さん泣かせな面もあるようです。さらに、皮下組織が少ないという理由から骨が固定しづらいため、再骨折を繰り返してしまうことが懸念材料です。
今回はイタグレの骨折を防ぐために大切なドッグフードの選び方についてご紹介します。
1-1、骨に良いドッグフードの特徴とは?
骨を丈夫にしてくれるドッグフードを選ぶ際に注目するべきポイントは以下の3つです。
- たんぱく質とカルシウムが豊富に含まれている
- グルコサミンとコンドロイチンが含まれている
- 消化吸収を阻害させる原材料が入っていない
たんぱく質とカルシウムは骨の形成と強化に直結する成分なので必ず含まれていなければいけません。また、良質なたんぱく質を多く含むお肉は犬の健康を支えるためにもっとも重要とされています。割合としては50%以上は配合されているドッグフードを選ぶようにしましょう。
グルコサミンとコンドロイチンは骨と骨との間でクッションとなる軟骨をサポートしてくれる成分なので配合されているとケガをしにくい体質になれます。
最後の消化吸収についてですがドッグフードに質の悪い原材料が含まれているとよくありません。骨に良い成分をせっかく取り入れても消化吸収を阻害されてしまう恐れがあるからです。それを踏まえるといくら骨に良いサプリメントを食べさせても質の悪いドッグフードを毎日食べていたらあまり効果は期待できないということが判ります。
1-2、骨に良いドッグフードを選ぶコツ
骨に良いドッグフードを選ぶための正しい手順をご紹介します。
STEP1
まず、パッケージの前面にある「骨が丈夫になる」というようなキャッチコピーは無視して原材料表記を真っ先に見ます。
STEP2
お肉が50%以上の割合で含まれているかどうかを確認してください。一番最初の左端に明記されているのが一番多い割合で含まれている原材料と判断できます。
STEP3
カルシウム、グルコサミン、コンドロイチンが明記されているかを確認します。
STEP4
次に以下の原材料が含まれていたら選定から外してください。
- ミール
- 動物性脂肪
- 人工添加物(着色料、香料、酸化防止剤など)
- 穀物(コーン、米、小麦など)
これらの原材料はせっかく取り入れた骨に良い成分の消化吸収を阻害させやすいので選ばないようにします。
1-3、まとめ
イタグレが骨折しないドッグフードの選び方をまとめると、
- たんぱく質とカルシウムが豊富に含まれている
- グルコサミンとコンドロイチンが含まれている
- 消化吸収を阻害させる原材料が入っていない
以上の3つのポイントを踏まえて「骨が丈夫になる」といった謳い文句に惑わされることなく原材料表記を確認してドッグフードを選んでください。今回は以上となります。
骨折しないためにはドッグフード選びはとても大切な要素になりますのでぜひ参考にして愛犬を丈夫な骨へと導いてあげてください。