目次
1. トイプードルが下痢する原因は?
1-1. トイプードルはデリケートな犬種です。
温厚でフレンドリーなトイプードルは、神経質な一面も持ち合わせています。精神的なストレスから、ちょっとした変化でも下痢を起こしてしまうことがあるようです。体質も他の犬種に比べてお腹が弱くデリケートです。
トイプードルが下痢する原因
【食事からの下痢】
食べすぎ・食べなれない・食べてはいけないものを食べた(犬が食べられないもの・傷んだもの・アレルギー)。
【ドッグフード】
「アレルギーのある原材料が使われている」食物アレルゲンの他、添加物によるアレルギーもあります。「品質の問題」トイプードルは食に対する欲があまりなく、小食だという悩みがあるようです。栄養価が高く質の良いドッグフードを選んであげることが、とても大切になってきます。ドッグフードの基準は非常に甘く、私たち飼い主が厳しい目で品質のよいドックフードを選ぶ必要があります。「保存状態が悪く傷んでいる」季節にもよりますが、開封後は1か月以内を目安に使い切りましょう。直射日光が当たらない冷暗所で保存してください。未開封も同じです。「新しいものに切り替え中」ドッグフードを他の種類に切り替えるときにも下痢になることがあります。愛犬の様子を見ながら、2~3週間かけて切り替えていきましょう。
【誤飲】
愛犬は小さい子供と同じだと思ってください。食べてはいけない食品以外にも、屋内外で注意が必要です。お散歩のときは、有毒植物や除草剤の付いた草などにも気をつけてあげてください。
【寄生虫感染・細菌感染・ウイルス感染による下痢】
犬が集まるような場所は、感染の危険性が高くなります。お出掛けやお散歩の際は注意しなくてはいけません。
【その他 お腹が冷えたり胃腸の調子が悪いなど】
体の冷えから下痢を起こすことがあるで気をつけてあげましょう。
【アジソン病(副腎皮質機能低下症)】
トイプードルがかかりやすい病気のひとつです。副腎皮質ホルモンの分泌が減ることで元気がなくなっていきます。 この病気は下痢や嘔吐・食欲不振を繰り返します。体重の低下や多飲多尿も症状として現れます。 アジソン病は、時間の経過とともに症状が改善されていきますが再び症状が現れ繰り返す病気です。症状が続くようでしたら早めに受診してください。ストレスを受けたときにアジソン病の症状が現れやすいということが分かっています。急性の場合はショック状態を起こすため、早急に治療をする必要があります。
判断の目安としては、様子を見ても良い場合
- 下痢だけで嘔吐していない
- 下痢したあと比較的元気(食欲がある)
胃腸を休ませるために絶食をさせるという話を聞くことがありますが、低血糖をおこし危険です。絶食絶水については動物病院で指導を受けてください。受診の際には、早い対処をしてもらえるよう便を少し取って病院に持参しましょう。嘔吐や血便、腹痛を伴うような下痢の場合は危険です。早急に受診してください。判断が難しいと思われたらできるだけ早く動物病院へ連れて行きましょう。
1-2. おわりに
誤飲や誤食をさせないこと・ドッグフードやトッピングなど栄養バランスや質の良い食事内容の工夫など、普段からできることがあります。愛犬に過度なストレスを与えない穏やかな生活を心がけてあげることも大事です。デリケートなトイプードルは、食事や精神的ストレスなどから下痢をしやすい犬種です。そばにいる飼い主さんがしっかりと健康管理をしてあげましょう。
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