引用:wikipedia
ミニピンの愛称で親しまれているミニチュアピンシャーはビロードのような毛並みが美しく、元気いっぱいに走り回ります。
また、小型犬ではありますがドーベルマンのような勇敢さが大きな特徴で高い人気を誇っています。
そんなミニピンですが、年齢が進むにつれて皮膚炎になりやすい体質ということが最近になって分かってきており、悩まれている飼い主さんも多いかと思います。
ここではそんなミニピンを皮膚炎から守るためのドッグフード選びについてお伝えしていきます。
目次
1.ミニピンを皮膚炎の症状とは?
ミニピンの皮膚炎の中でもっとも多いのが脂漏症(しろうしょう)です。
脂漏症
脂漏症の症状は顔や脇などが油っぽくなり撫でるとゴワゴワする感じがしてニオイも脂と動物の混ざったニオイが出てくるのが特徴です。こういった症状が見られた場合はすぐに動物病院で適切な処置をしてすぐに治してもらってください。
脂漏症が発症する理由
脂漏病が発症する理由として、「マラセチア」と呼ばれる犬のあらゆる部位に常在している酵母が何かしらのきっかけによって病原体へと変化して炎症を起こすと言われています。
また、マラセチアが病原体へと変化する原因は様々ですが免疫力の低下と脂質の過剰分泌、食物アレルギーが要因ではないかと言われています。
2.おうちで出来る!ミニピンを皮膚炎から守るために大切なこと
ミニピンを皮膚炎から守るためにおうちで出来ることは食生活の見直しです。
前途でお伝えした脂漏症の要因は食生活の見直しによって概ね改善することができます。また、脂漏症に次いで多いアレルギー性皮膚炎も食生活の見直しで予防することができます。
ミニピンが皮膚炎にかかりにくいドッグフードの特徴①
脂漏症を発症させる原因で少し触れましたが「免疫力の向上」、「低脂質」、「アレルギー物質の排除」この3つをしっかり満たしているドッグフードを選ぶことが大切です。
免疫力の向上と低脂質については栄養学の観点で作られたドッグフードを選べば問題ありません。
問題なのがアレルギー物質の排除。
アレルギー物質とは食物を食べたときに体が過剰に反応して排除しようとする起因となる食材のことを指します。人間を対象としたアレルギー物質で表示が義務付けられている食材は卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かにです。
これ以外にもアレルギー物質となりえる原材料は肉類を含めて多数存在しているため、全て排除するのは不可能です。なのでアレルギー物質となりやすい食材をなるべく口にしないようにすることが現実的です。
アレルギー物質になりやすい原材料とは?
アレルギー物質にやりやすい原材料の代表的なのが「小麦」です。この小麦はドッグフードやおやつなど、かなり多く使われているので気を付けないとすぐに口にしてしまいます。
ですので、ドッグフードやおやつを選ぶ際は原材料表記をしっかり確認してから買うようにしましょう。
ミニピンが皮膚炎にかかりにくいドッグフードの特徴②
また、以下の点にも注目しておきましょう。
- 良質の動物性タンパク質が多く含まれているフード
- オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸などが配合されたフード
- グルコサミンやコンドロイチンが配合されているフード
- 人工添加物が使われていないフード
- 消化されにくい穀類が使用されていないフード
元気いっぱいのミニチュアピンシャーにはこれらのフードが適しています。ではなぜこれらのフードを選び必要があるのか下記で説明をしていきます。
【良質の動物性タンパク質が多く含まれているフード】
ミニチュアピンシャーは小さい体ながら筋肉が多い犬種です。元気に走り回るミニチュアピンシャーは強い骨も必要です。そのために筋肉など体の基礎を作ると言われている良質な動物性タンパク質が必要です。犬にとって必要なタンパク質は植物性ではなく動物性です。ミールなどではなく生肉を使用しているドッグフードが適しています。
【オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸などが配合されたフード】
ミニチュアピンシャーは皮膚があまり強くないと言われています。皮膚の強化、そして被毛の美しさを保つためにオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などが配合されたフードが最適です。タンパク質は動物性のものが犬にとってはいいのですが、脂質の場合は動物性と植物性が含まれているものが好ましいです。例えば、動物性ではチキンオイルやサーモンオイルなど、植物性では亜麻仁オイルやひまわり油などになります。
【グルコサミンやコンドロイチンが配合されているフード】
元気いっぱい飛び跳ねたり走り回るミニチュアピンシャーですが、その足は見てわかる通りにとても細いものです。そのため関節を痛めたりしないためにグルコサミンやコンドロイチンを早い段階から取り入れておく事が好ましいです。
【人工添加物が使われていないフード】
ドッグフードには酸化防止剤や保存料、着色料などが使用されているものがあります。これらの添加物は必要なものと必要でないものがあります。例えば着色料は犬にとっては必要ありません。飼い主が見て色合いが綺麗に見えるように着色しているだけなのです。保存食であるドッグフードは酸化防止剤や保存料は必要ですが、人工的なものは健康被害があるという説も多くあります。天然由来の添加物が使用されているものを選びましょう。
【消化されにくい穀類が使用されていないフード】
穀類は犬にとって消化しにくい食品です。アレルギーとかがない限り肉をメインに使用したフードを選び穀類が使用されていないものを選ぶべきです。例えば多くの粗悪なドッグフードはとうもろこしや小麦などが原材料のほとんどをしめています。これは原材料を抑えるために嵩増しをしているからです。
3.ミニピンの皮膚炎の予防に最適なドッグフードは?
上述した内容をもとに、アレルギー物質になりやすい小麦などを一切使用しておらず、免疫機能の向上にも優れ、必要成分を配合しているドッグフードとしておすすめなのがイギリス産の高級フード「カナガン」です。
カナガンは栄養士監修のもと厳選したナチュラルな原材料のみを配合しているので栄養バランスはとても優れています。また、主原料として使われているチキンにはセリンが豊富に含まれているので免疫力の向上にも期待できますよ。
将来的にミニピンが皮膚炎で苦しまないためにもぜひカナガンを検討してみてください。
【参考サイト】→カナガンの公式サイト
4.まとめ
元気なミニチュアピンシャーにいつまでも健康で元気でいてもらうために、元気なうちからミニチュアピンシャーに適したフードを与えることがとても重要です。ぜひ愛犬のためにフード選びの参考にしてくださいね。
※補足
なお、フード選びが大切とはいえ、中にはフードに対して“難”がある子もいらっしゃる子もいるかと思います。そんな子には犬の皮膚トラブルに効果的な専用の犬用サプリメントを活用するのも一つの手ですので「フード選びだけでは難しそう」とお考えの飼い主さんは合わせて検討材料に入れておくとおすすめですよ。
【参考:愛犬用サプリメント】→100万袋突破!ワンちゃんの健康をサポート【犬康食・ワン プレミアム】