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犬に多い唾液腺の病気。初めて見る方にとっては驚いてしまうことも多いかと思います。

特に有名なのが見た目にもわかるほど大きく腫れる「唾液腺嚢腫(だえきせんのうしゅ)」。

今回はその原因と治療法についてお話ししていきます。

 

1.犬の唾液腺の病気

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「唾液腺関係」という病気について

犬の唾液腺の病気に多いのが唾液腺嚢腫という病気です。唾液分泌の役割がある、唾液を分泌している『唾液腺』という『腺組織』が炎症を起こして腫れあがってしまい水風船の様になってしまう状態の事を言います。なお、炎症が起こっていない時はそれほど痛みはないといわれています。
犬での発症率を猫と比べると、犬の方が3倍多いとされており、特にミニチュアプードルやジャーマンシェパード、シルキーテリアやダックスフントに多いとされています。なお、これらの犬種に多い理由ははっきりとはしていませんが「遺伝」という説が有力です。

症状について

唾液腺嚢腫の症状としては、喉のあたりにはっきりと見てわかるほどの腫れが出てくるのが特徴的です。大きく腫れますが、腫れた部分に炎症がなければ犬自身には痛みはありません。

この病気の特徴としては、ウシガエルのように顎下が膨らむ状態になるのがみられます。唾液腺の腺組織が袋状に膨れてしまうもので、かなり膨れてしまうことがあります。大きく腫れますが、腫れた部分に炎症がなければ犬自身には痛みはありません。ですが、膨らんだところに炎症が起こると痛みが出してしまいます。

食欲の変化などはほとんどなく、普通に生活が出来る病気ではありますが、コブが大きくなるに連れて見た目が気になる部分もあり、生活に支障が現れる事があります。また、あまりにも大きいと喉元まで圧迫して窒息などが発生する場合可能性としては否定できないため、決して軽視してはいけない病気です。

 

2.発症する原因は?

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唾液腺嚢腫のはっきりとした原因はわかっていませんが、【遺伝】【外傷】【唾石閉塞】が一番の原因とされています。

【遺伝】

シェパードやミニチュアプードル、ダックスフントに多いといわれています。

 

【外傷】

他の犬とのじゃれ合いや、首輪が強く当たることによって唾液腺と口腔をつなぐ唾液間にストレスがかかり、管が破損し、液漏れが発生して嚢腫を引き起こすもの。他の犬とじゃれあっている前後、首回りに外傷がないかどうか確認してあげたり、散歩中リードを強く引っ張る場合は、首輪ではなくハーネスを使用するといった工夫ができます。

また、噛み傷や交通事故などによる外傷で嚢腫になってしまう場合もあります。

【唾石】

唾液腺内部や唾液官の中に生じた石を『唾石』と呼びますが、この唾石が原因で唾液官の中が閉塞してしまい、それが破裂することで唾液腺嚢腫につながることがあるといわれています。

 

ほかにも、

 

【原因不明】

ほとんどの唾液腺嚢腫の原因は不明といわれていることが多いです。
犬の唾液腺嚢腫の原因はこのように様々ですが治療法は基本的に投薬治療や、首に負担をかけないこと、また外科的手術で治療していきます。ただ、手術をしても再発率が高いという事もありますので術後もしっかりと経過観察が必要となってきます。

 

3.見分け方は?

犬ののど元にできたしこりを見分けることによってある程度、どんな病気なのかわかります。リンパ腫や甲状腺の腫瘍も喉元にできますのでどのような状態なのか把握することが見分けるのに大切なこととなってきます。リンパ腺が腫れていたり、しこりになっているとリンパ腫の可能性が高いです。喉にしこりができ、元気がなかったり食欲がなくなってきたり咳などが出ている場合は甲状腺腫瘍の場合があります。口の中で唾液が漏れてたまり、喉の部分が腫れている場合は唾液腺嚢腫の場合があります。

 

3.唾液腺嚢腫の治療法

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では唾液腺嚢腫の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。

外科手術

代表的なのは膨らんだ部分を切除する外科手術です。一度の手術で取り切ることができるため、再発はほとんどないとされています。

 

内科治療

ただし、犬が高齢で外科手術の麻酔のリスクが高い場合や犬種的に麻酔のリスクが夜会場合は内科治療を行う場合もあります。内科治療では、短い時間麻酔をかけ、液体を抜き、患部を薬剤で固めるというものです。しかし、この方法では再発するケースもあり、何度か内科治療を繰り返す場合もあります。

投薬治療

唾液腺嚢腫と一緒に唾液腺炎など別の病気を発症している場合は、抗生物質や抗菌薬の投与を行う場合もあります。コブに針を刺して貯まった唾液を吸引して小さくする場合もあります。

 

4.唾液腺嚢腫になった際に飼い主さんがすべきは?

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唾液腺嚢腫になった場合は外科手術を行うのが通常ですが、犬種や年齢、普段の健康状態から外科手術のリスクがとても高いと判断される場合もあります。そのような場合でも代わりになる治療法はありますので、動物病院の先生と相談しながら、犬にとって一番負担の少ない方法で治療してもらいましょう。

 

5.まとめ

今回は犬の唾液腺嚢腫について書かせていただきましたがいかがだったでしょうか?

唾液腺嚢腫は発症しても早期治療をしていけば手術の後も傷が小さくて済むようですし、愛犬本人もそんなに気にならないで治療ができる病気だといわれています。

再発率が高いとも言われていますがようですが、しっかりと経過観察を獣医師さんといっしょにやっていけば問題ないでしょう。

とにかく病は早期発見と早期治療が大切になってきます。毎日愛犬とスキンシップをとり、しっかりと皮膚観察や健康観察をしてあげてくださいね。

 

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