1,犬が肘関節形成不全になったら?

一般的に大型犬から超大型犬での発症率が高いとされている「肘関節(ちゅうかんせつ)形成不全」。実際、小型犬での発症率は低く、発症したとしても大型犬や超大型犬ほど重症にはなりにくいとされています。しかし、ゼロ%ではないので、どんな病気なのかを知っておくことはとても大切です

1-1.犬の肘関節(ちゅうかんせつ)形成不全とは。

犬の肘関節形成不全は、体重が12㎏以上の大型犬~超大型犬に多く見られるもので、整形外科疾患の種類に分類されます。州関節形成不全になりやすい代表的な犬種には、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、バーニーズマウンテン、秋田犬、コーギーなどがあります。小型犬に比べて大型犬~超大型犬での発症率が高い理由として、成長期における体の成長率が他の犬種に比べてかなり大きいことが挙げられます。

1-2.肘関節形成不全の原因

ところで肘関節とは“からだのどの部分”でしょう?
場所は犬の前足にあたります。上腕骨と、前腕骨を形成する橈骨(とうこつ)・尺骨(しゃっこつ)の三本により成り立つ、複雑な関節です。肘関節形成不全は、この3本のうち、1~2本の骨の異常によって発症します。
主な原因は「遺伝的要素の関連」とされています。また、外からの激しい衝撃による外傷や、栄養バランス、肥満などによって3本の骨に成長不均衡が起こることで発症する場合もあります。

1-3.肘関節形成不全の症状

では実際に肘関節形成不全になった場合、どのような症状が現れるのでしょうか?初期症状としては「立ち上がって歩き出す際の歩き方に違和感がある」ことが見受けられます。それ以外にもいくつかあるので、下記に紹介します。

  • 片側の前足に体重をかけていない
  • 歩行中に頭が上下する
  • 運動や散歩を嫌がる
  • 散歩の帰り道に座り込む
  • 前足が細くなってきた
  • 肘関節が腫れているように見える
  • 起立しているよりも座っていることを好む

以上のような症状があれば、すぐに動物病院に連れていい、獣医師の先生に診てもらいましょう。

1-4.肘関節形成不全の治療方法とは

肘関節形成不全を発症した場合、肘関節形成不全が発生する前の状態にまで回復することは難しいとされています。そのため、肘関節形成不全の治療方法は「肘関節形成不全の発生による二次的な病態の進行を予防すること」が大きな目的となります。

肘関節形成不全の治療方法には「内科的治療方法」と「外科的治療方法」の2種類があり、それぞれの犬の症状や体調に合わせて選択されます。

内科的治療方法では鎮痛剤の使用や軟骨保護剤の使用が主になります。
外科的治療方法では、関節鏡下での処置と、肘関節を外科的に切開して直視下で処置する場合があります。

これらの治療方法に加えて大切になってくるのが「体重制限」と「運動制限」、「生活環境の整備」です。なるべく肘関節に負担がかからないよう、体重や運動量を制限し、少しでも暮らしやすいように犬の生活環境を整える必要があります。

1-5.まとめ

体重制限や運動制限、生活環境の整備は、普段の飼い主の努力が欠かせませんので、愛犬が肘関節形成不全を発症した場合は積極的に取り組んであげましょう。

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