1.子犬の下痢の原因はストレスと伝染病にあり!?
人間が下痢になる原因としてよくあるものとして、緊張からくるもの、ストレスがかかってしまった、悪いものを食べてしまった、風邪でお腹の調子がよくない、お腹が冷えた、水分を取り過ぎた、といった一過性のものと、小腸や大腸の機能性疾患(過敏性腸症候群による慢性下痢症状など)などの病気や環境によるものが考えられます。
1-1.「かまい過ぎストレス」が原因に?
子犬の下痢は、だいたいは人間と同じ要素でなることが多いですが、なんと言ってもストレスと伝染病の確率が非常に高いです。ストレスに関しては多方面から原因が考えられますが、多いものはまず「飼い主さんのかまいすぎ」が挙げられます。家族に迎えることを心待ちにしていてやっと来たお迎えの日。もちろん楽しみなのは重々分かります。ですが、ここはぐっと我慢して犬の気持ちになって考えてみましょう。見ず知らずの人に連れていかれて、初めての環境で誰を頼っていいのか分からずとても心細いはずです。その状況で、家族みんなで構いすぎてしまうとストレスになり、下痢に繋がってしまいます。新しい環境に慣れるまではハウスに入れてそっとしてあげることが子犬にとって大切ですし、下痢などの体調不良を防ぐ対策です。
1-2.伝染病に注意を。
次に伝染病についてです。伝染病の可能性を感じたら、様子を見ることなく診察を受けるようにしましょう。犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症、コロナウイルス感染症などのウイルス感染症については、年に1度ワクチンをしていれば心配はありませんが、サルモネラ菌やカンピロバクター菌をはじめとする細菌はワクチンでフォロー出来ない細菌なので、体内に入った場合には腸炎が原因の下痢を起こします。症状は、元気がない、食欲がない、下痢をしている、嘔吐をするといった消化器系の症状が出た場合には伝染病の可能性を疑ってください。そして、すぐに動物病院で診察を受ける必要があります。
1-3.一過性?それとも内臓系?
一過性の下痢であると判断できる場合は、ストレスを少なくする環境を整えてあげて、新しい環境になれてきてストレスを感じないようになってきたらスキンシップをとるようにしてみましょう。人間も同じですが、ストレスは免疫を落としてしまい他の病気を併発しやすくなります。
内臓系であると判断した場合はすぐに動物病院へ行きましょう。その際、便を病院に持っていくと細かい検査が出来るので診察の一助になります。
1-4.まとめ
以上、「子犬の下痢は命に関わることも!原因と対策を知っておこう!」というテーマでお伝えし着てきましたがいかがでしたでしょうか?子犬は下痢をしやすいですが、飼い主さんがコントロール出来る部分でもあります。症状や対策をしっかり頭に入れて、守ってあげましょう。
【参考記事①】 → 子犬を飼ったけど子犬の病気にはどんなものがあるの?症状は?
【参考記事②】 → 子犬のご飯選びのコツ!食べてくれなくて心配のアナタへ。